CORPORATE SOCIAL RESPONSIBILITY
CSR 〈 安全への取り組み 〉

安全認証への取り組み

瀬戸市内初の取得企業に
ISO 39001
(道路交通安全マネジメントシステム)

2014年3月28日「一般貨物自動車の運行および運行管理」において道路交通安全マネジメントシステムをISO 39001:2012に基づいて認証取得しました(認証番号:JQA-RT0032)。ISO 39001は、道路交通事故による死者や重大な負傷者の発生根絶を目的とし、組織や企業が取り組むべき要求事項を定めたマネジメントシステム規格です。瀬戸市内において当社が最初の取得企業となりました。

ISO39001

魔法の言葉「無事に帰ってきてね」

当社がISO 39001(道路交通安全マネジメントシステム)取得に向けた活動をスタートしたのは、2012年10月19日に発生した人身事故がきっかけです。そこから事故が連鎖し、安全性優良事業所を証明するGマークをはく奪される事態となりました。
取得に向けて、私たちが最初に取り組んだのがドライバーへの注意喚起でした。しかし、「事故をするなよ」「大丈夫か」という声掛けは、しだいにドライバーのプレッシャーに。そこで発想を転換し、ネガティブな声掛けを、「無事に帰ってきてね」とポジティブに変えると、うそのように事故が減少。社内に一体感が生まれ、2014年瀬戸市で初めてのISO 39001取得につながったのです。全員が心をひとつにし、取得できたことは、私たちの自信と励みになっています。

魔法の言葉「無事に帰ってきてね」

安全に優れた運送事業所の証
Gマーク

全国貨物自動車運送適正化事業実施機関である全日本トラック協会が、特に輸送の安全性向上、交通安全対策などの取り組みを実施したトラック運送会社に対する認定制度です。"G"の由来はGood「良い」、Glory「繁栄」の頭文字「G」を取ったものです。

安全性優良事業所

地域安全の推進活動

交通安全の一歩先へ
こどもミュージアム
プロジェクト

「こどもミュージアムプロジェクト」とは、大阪府高槻市にある株式会社宮田運輸からスタートした、交通安全の取り組みです。子どもたちからのメッセージが添えられた絵をトラックにラッピングし、ドライバーや見る人すべての心にやさしい気持ちを届けたい、そんな思いが込められた活動です。
この思いに共感し、高見起業では2017年より本プロジェクトに参画。すべての運送会社や地域の願いである「交通安全」の輪を広げ、未来ある子どもたちや愛する家族を守り、地域に応援される企業、無事故で笑顔あふれる企業を目指しています。

「やさしいきもちが みらいをつくる」「こどもミュージアムプロジェクト」
子どもたち
トラック
トラックと働く人たち
トラックと働く人たち

地域の小学校で行政や警察署とともに
交通安全教室

地域行政、地元の警察署が主催する小学校での交通安全教室への協力を行っています。子どもたちの絵で彩られたトラックを用いて、死角や内輪差、運転席からの見え方など、リアルな体験の場を提供しています。また、地域交流の場にもなっており、大型トラックやダンプが多いエリアで、少しでも地域の安全に寄与できればと思っています。

交通安全教室
交通安全教室2

従業員の安全教育

従業員の安全教育

安全衛生委員会

運転や作業時に発生した事故の検証、再発防止策に加えて、すべての従業員に当てはまるヒヤリハットや衛生教育、KYT(危険予知トレーニング)など、安全衛生に関する取り組みを発表します。ISO 39001認証取得後は、ISOのマニュアルに沿った教育も組み入れ、緊急時の対応なども全員で共有、学習しています。33年以上休まず、毎月続けており、間もなく開催400回を迎えます。

・各種ドライバー研修
法律で定められた初任診断、社内で実施する新人研修、自動車学校での安全運転講習を実施。また、紙ロールの積み降ろしは特殊な方法を用いるため、入社後は先輩社員の指導のもと、荷の固定方法や安全対策について、しっかりと学びます。また、新人研修期間後も、すべてのドライバーに対して、スキルと安全意識を高めるための学習の機会を定期的に設けています。

各種リフトオペレーター研修

入社後はビデオ学習+現場研修で、丁寧に指導。不安定で重量のあるロール紙の積み降ろしに必要となる紙の扱い方やリフトの操作方法、安全対策など、先輩の指導のもと学んでいきます。フォークリフト免許、車両系建設機械運転者、玉掛け技能講習など、業務に必要な免許は、会社負担で取得をサポートしています。

各種リフトオペレーター研修
外部講師による事故防止セミナー

外部講師による
事故防止セミナー

年1回、パートナー企業様にも参加いただき、外部講師を招いて二部構成で実施します。第一部では、実際のドライブレコーダーの映像を用いて、「なぜ事故が起きたのか」を検証し、「事故をしない」「巻き込まれない」を徹底して学習。第二部は、事故の被害者の体験談など、事故撲滅に対する想いを訴えかける内容となっています。この「視覚」と「心」に訴える講義により、一人ひとりの自覚をうながしています。